モロッコラグとは?種類・選び方・お手入れの基本
モロッコラグは、モロッコのアトラス山脈周辺でアマジグ(ベルベル)の女性たちが一枚ずつ手で結んで作るウールのラグです。図案を使わずに記憶と感覚で織り進めるため、同じものは二つとありません。この記事では、代表的な種類、本物の見分け方、サイズの選び方、日々のお手入れまでをまとめました。
モロッコラグの特徴
素材は主に羊毛です。刈り取った毛を手で梳き、糸に紡ぎ、縦型の織り機に張った経糸に一目ずつ結びつけていきます。200×300cmほどの大きさでも、完成までに数週間から数か月かかります。
もともとは暮らしの道具でした。冬の厳しい中部アトラスでは、厚いラグを敷布団や掛け布団として使ってきました。毛足の長いふかふかしたラグが多いのはそのためです。一方、気候の穏やかな平野部では、毛足の短いラグや平織りのキリムが発達しました。
代表的な種類
もっとも知られているのがベニワレンです。染めていない生成りのウールに、濃い茶色のダイヤ柄が入り、毛足は長くやわらか。ベニムリルトは同じ中部アトラスの産地で、より密に結ばれているため重く、表面はなめらかで光沢があります。
アジラルは高アトラスのラグで、生成りの地に赤、黄、青、ピンクなどの模様を自由に配します。ベニムギルドは深い赤や紫、青が特徴。ブジャドはピンクや赤、オレンジの暖色でまとめられ、毛足は短めです。古布を裂いて結んだボシャルウィット、毛足のない平織りのキリム(ハンベル)もあります。
本物の手織りを見分けるポイント
まず裏返してみてください。手結びのラグは、裏側に結び目が一つずつ見え、表とほぼ同じ柄が読み取れます。裏が均一な格子状だったり、布やラテックスで覆われていたりする場合は、機械織りかタフテッドです。フリンジも確認します。本物は経糸がそのまま伸びたもので、あとから縫い付けたものではありません。柄のわずかなゆがみや、きりのよくない寸法も、手仕事の証です。
サイズの選び方
リビングでは、ソファの前脚がラグに乗る大きさが目安です。3人掛けソファなら約200×300cm、広いリビングやコーナーソファなら250×350cm前後が合います。日本の住まいでは、2人掛けソファに140×200cm前後、一人暮らしの部屋に100×150cm前後という選び方も現実的です。
寝室では、ベッドの両脇に60cmほどラグが出ると、朝の一歩目が快適になります。なお、手織りのラグは寸法がぴったりそろいません。203×296cmのように数センチの差があるため、設置場所を測ったうえで、各商品の実寸を確認してください。
床暖房・湿気・日本の住まいでの注意点
ウールは熱に強く、床暖房の上でも使えます。ただし毛足の長いラグは断熱性が高いため、敷いた部分は暖まりにくくなります。畳の上に敷く場合や梅雨の時期は、湿気がこもらないよう、ときどきラグをめくって風を通してください。フローリングでは、滑り止めシートを敷くとずれにくく、結び目への負担も減らせます。
お手入れの基本
掃除機は週に一度、回転ブラシを止めて、毛並みに沿ってかけます。新しいウールラグは最初の数か月、遊び毛が出ますが、自然におさまります。飲み物などをこぼしたら、すぐに白い布で押さえて吸い取り、冷たい水で軽くたたきます。こすらないことが大切です。半年に一度は向きを変えて、日焼けや歩く場所の偏りをならしましょう。
当社について確かめられること
- 産地
- モロッコ製アトラス地方で手結びされたベルベルラグ。すべて一点ものです。
- 仕立て
- 手結びの羊毛各工程で検品——機械タフトは一切ありません。
- 配送
- 関税込み送料無料。関税と税金は価格に含まれています。
- 返品
- 14日間お届け時の状態で、購入代金を全額返金。
よくあるご質問
質問
- モロッコラグとベニワレンは同じものですか?
- ベニワレンはモロッコラグの一種です。モロッコラグは総称で、ベニワレンのほかにアジラル、ベニムリルト、ベニムギルド、ブジャドなどがあります。
- モロッコラグは洗濯機で洗えますか?
- 手結びのウールラグは洗濯機では洗えません。水と摩擦で縮みやフェルト化が起こるためです。日常は掃除機と部分的な拭き取りで十分で、数年に一度、ウールラグを扱う専門店でのクリーニングをおすすめします。
- 夏でも使えますか?
- 使えます。ウールは湿気を吸ったり放したりする性質があり、夏でもべたつきにくい素材です。暑さが気になる場合は、毛足の短いタイプや平織りを選ぶと快適です。
- 遊び毛はいつまで出ますか?
- 使い始めの数か月がもっとも多く、その後は少しずつ減っていきます。回転ブラシを使わずに掃除機をかけていれば、特別な対処は必要ありません。
- 日本への配送はできますか?
- はい。送料は無料で、関税と税金は表示価格に含まれています。

作品の背後にいる人
「ご購入の前に、実際の絨毯を自然光で撮った動画をお送りします——カタログ写真ではありません。メッセージには私自身が返信します。」
ユセフと申します。この市場は仲介者と、本物として売られる機械製の模倣品であふれています。私は織機のすぐ近くで育ち、その違いを知るに足る環境にいました。だからこそ ARINID を始めました。
当社が扱う作品はすべて一点もので、モロッコで手結びされています。お部屋に合う寸法をご相談されたいなら、私がメッセージの向こうにいます。この水準の絨毯は三十年の選択です。売り手の目をまっすぐ見られるべきです。
ユセフ
創業者、ARINID





